法華院温泉山荘

[アクセス] 長者原 九重登山口から雨ヶ池を経由して 約2時間
[HP] 法華院温泉山荘

九州の百名山 久住山への登山を考える中で、ぜひ立ち寄りたかったのが中学生の一人旅で立ち寄った思い出の場所でもある法華院温泉山荘。天気が悪くて雨の中やっとのことでたどり着いたということ、ふわふわと不思議な湯の華が舞う温泉に浸かったということを覚えている。今回は、牧ノ戸峠から久住山に登り、その後北千里ヶ浜を経由して法華院温泉山荘へ。山荘で一泊して、翌日は大船山の登山を楽しんだ後、雨ヶ池を経由して長者原に戻るというわりとのんびりしたルート。

懐かしい山荘に到着したのは久住山登山を終えて、まだ受付時間が始まる 14:00 よりも少し前。すっかり忘れてたけど、ああ、こんな感じだったというのを思い出す。まだ登山者たちもまばらでのんびりした雰囲気。

コロナ禍とはいえ、何も制限のない GW ということもあって個室は取れず大部屋。受付では山荘らしく、注意事項がいくつか。自分の靴はトレーに載せた上で靴箱に入れてねとか、夕飯は 17:30 から、朝食は 6:45 からだけど早いもの順で出すので、朝早い人は朝弁にできるよとか。大部屋では C区画を使うようにと言われたけど、そうか大部屋って区画に区切られてるのか。

大部屋に入ってみると、AからHの 8区画に分かれていて、この日は AからGまでの区画にそれぞれ5セットの布団が用意された。一畳に一人ってわけじゃないけど、思ったよりも多いかな。まずは真っ先にお風呂へ。

自然環境保護のため、石鹸類の使用が禁止されてるので洗い場も無いシンプルな浴槽。山荘の大きさや日帰り入浴を受け付けていることを考えるとかなり小さい。実際、この日は 2回入ったのだけど、受付を終えてすぐに入ったときはのんびり入れたけど、夕方行ったらまさに芋洗い状態で湯船に入るのに並ばないと行けない状態、これは結構辛い。

法華院温泉の泉質は カルシウム・マグネシウム・ナトリウム 硫酸塩泉で、源泉は山荘のわりと近くにあって温度は 43度ほどなので、程よい温度で気持ちが良い。中学生の時に「わさわさゴミが浮いている」と思うほどの湯の華は記憶の中と一致(笑)。登山をした後に山小屋で温泉に入れるなんていう贅沢はなかなかできないのでありがたい。

夕食は 17:30 からで、山小屋らしいお食事。正面に座った方は兵庫から来ていて、30日から九州に入ってすぐに阿蘇山に登って、今日は牧ノ戸峠に車を止めて別の登山口から山荘まで登ってきたとのこと。明日は久住山に登って、その翌日は祖母山へと言っていたので、自分とほぼ同じ日程で驚く。また、まさか阿蘇山が登れる状態になっているとは思いもしなかった(そうなら登りたかった)。

翌日は、長者原からバスで車を置いた牧ノ戸峠に向かいたいと考えていたけど、バスの本数が思ったよりも少ないので、予定よりもだいぶ早い時間に出発することにして朝ごはんは朝弁にしてもらうことに。朝弁は夜の9時に渡してもらえるのでありがたい。周辺の地図が書かれた緑色の紙袋が印象的なお弁当。たくさん掲げられたサインの中に、グレートトラバースの田中陽希さんのサインがあり、あー、やっぱりと思う。

牧ノ戸峠から久住山の山頂を経て、北千里ヶ浜を抜けて法華院温泉山荘へと至るルートは、くじゅうの緑の絨毯を敷いたような麓の景色があったかと思えば、噴煙があがる硫黄山が見えて、おそらくその火山性ガスのためか植物がほとんど生えていない荒涼とした北千里ヶ浜と、景色の変化が大きくて面白いルートでした。

翌日、雲はあるものの青空が広がって気持ち良い登山が楽しめそうな朝。カラフルなテントがたくさん張られた坊がつるを抜けて大船山登山口へ。いきなりのゴツゴツの岩とぬかるみで苦戦しそうだけど、どんどん進む。途中で風が非常に強くなり気温も相当に下がってきたので、ダウンも着込む。念のためとフリース生地の登山服にダウンジャケット、さらに GORETEX のウィンドブレーカーと軽い冬山登山程度の服装を持ってきておいて良かった。強風に注意しながらようやく到着した大船山山頂は 360度本当に素晴らしい眺め。眼下には坊がつるや法華院温泉山荘が見えて、その向こうには昨日登った久住山を含むくじゅうの山々。山頂ポストの下に置かれていた温度計が 0度を指しててちょっとびっくり。

坊がつるに戻ってきて包んでもらった朝のお弁当をいただく。広々として実に気持ちが良いこの場所は、広大なキャンプ場にもなっていて、カラフルなテントがたくさんあるのがまたいい感じに映える。

坊がつるから雨ヶ池を経由して長者原へ抜けるルートは、中学生の時に逆向きに辿って法華院温泉へ向かったルート。でも、雨で辛いという思い出しかなくって全然覚えてなかった。この日は晴れていて、気持ちの良い 2時間弱のハイキング。最高の 1泊2日の登山でした。

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