萩・松江をぶらり

SL だけ…なわけじゃないけど

萩・石見空港から宿に直行するのはちょっと早いので、津和野によってみることにしました。駅前には D51 が飾られていて、そういえばこのあたりは今も現役で SL が走っているはずだよなぁなんて考えていたら、子供がこの SL をすっかり気に入ってしまって、随分と長い間ココから離れさせてくれず…

津和野は思ったよりも小さな街で、子供を連れてノンビリ歩いてもあっという間に見所を回れてしまうほど。酒屋さんがいくつかあって立派な杉玉が軒先に出ていたので、お酒好きにはたまらないのかも。水路には鯉がいるのですが、これが子供と同じくらいかそれ以上にすら見えるくらい大きくて驚きました。

津和野の街では、この教会がすごく印象的でした。周りの赤茶色の屋根瓦の家々とは相容れないようで、そこにすっかり溶け込んでいる雰囲気があり、歴史を感じさせます。中に入ることができたのですが、なんと教会なのに畳敷き。教会の隣には併設の幼稚園があって、現在もなおしっかりと機能している場所なのだなぁと感じました。

萩についてしばらく、綺麗な夕陽を見ることができました。そういえば、良く萩と津和野はセットになった観光地のような印象がありますが、津和野は島根県で萩は山口なんだってことを、訪ねて初めて知りました(両方とも山口県にあるものだとばかり思っていました…)。

城下町 萩を歩く

萩で最初に訪ねたのが松下村塾のある松陰神社。明治維新の原動力となった数多くの逸材を輩出した場所なので、どんなに立派な場所なんだろうと思っていたら、本当に小さな小さな場所で正直驚きました。しかも、実際に吉田松陰がここで教育を行うことができたのはたったの 1年1ヶ月で、しかも松陰はなんと 27歳…。その若さで、しかもたったそれだけの期間で久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文らが育っていったって考えるとスゴイの一言。思わずいろいろと考えさせられてしまいました。

その松下村塾のすぐそばには、吉田松陰の実家があって松陰は伊豆下田港で海外渡航に失敗したことで、ここに幽囚されたのだそうです。幽囚されている間、近親のものたちに講義をしていたことがきっかけで、その入門者が増えて私塾の形態をとった松下村塾ができたのだとか。

なまこ壁が綺麗な菊屋横町の先には、高杉晋作が生まれた家が残されていました。19歳で松下村塾に入門し、23歳で藩命で上海に渡航したことで海外の諸情勢を掴み、奇兵隊を組織し薩長同盟でも重要な役割を果たし、尊攘論の急先鋒として活躍したこの人ですが、生家には思わずくすっとしてしまうエピソードの書かれた絵が飾られていました。それは、高杉晋作が小さかった頃の話で、度胸をつけるためにすぐ近くにある円政寺の天狗を何度も眺めさせられたというもの。

気になったので、その円政寺に行ってみました。うちの子供も高杉晋作にならって度胸を付けてもらうって魂胆です(笑)。とはいえ、うちの子供はこの時点でグースカ寝てしまっていたのですが。その天狗ですが、確かにすごく大きくてなかなかの迫力。円政寺には伊藤博文や高杉晋作が遊んだという木馬も残されていました。

萩には、木戸孝允の旧宅も残っていました。こちらは高杉晋作の誕生地に比べて随分と立派で広いなぁという印象でした。ちょっと嬉しかったのは、係の方が子供に敷地内になっていた柿の木から美味しそうな柿を一つとってくれたことです。記念になるし、なんかちょっぴりだけど木戸孝允の何かにあやかれそうかな(笑)。

萩の町には、旧家をいかして作られた素敵なカフェやお店がいくつかありました。お昼ご飯をいただいたカフェもそんな感じでとても落ち着いたいい雰囲気のお店でした。なまこ壁の綺麗な菊屋横町にある菊屋家住宅もなかなか見所がありました。整備されて美しい庭もすごいのですが、金蔵がなかなか面白かったです。説明によると床下を掘られて侵入されることを防ぐために深く掘ったところに瓦を埋め尽くして蔵の土台としたこと、また当時は千両箱が数十個もあったことや、その千両箱って実は思ったよりも大きくないことなどなど。

萩の見所はとても多くて、萩城址や毛利氏との繋がりの深い口羽家住宅や旧児玉家長屋などなど、ぶらぶらと歩いていると歴史ある何かを発見できる感じで、街歩きがとても楽しいです。

ちょうど季節だったのか、どこも柿が美味しそうになっているのが印象的でした。「鍵曲」は、敵の侵入や攻撃に備えるために左右が高い土塀で囲まれた見通しのきかない鍵手形の道路で、こういう場所が萩にはちょこちょこ残っています。また、昔はこのあたりに要職の屋敷があったのが取り壊されて今は夏みかん畑になっていることもあって、それがまた萩らしいいい雰囲気を作り出していたりするようです。

4枚目の写真は、吉田松陰らが学んだ萩明倫館の跡地にたつ明倫小学校。でも、この小学校がまた随分と歴史のある感じでとても印象的でした。こんな素敵な学び舎で学んだたら賢くなりそう(笑)。

萩でもう一つ印象的だった場所が商店街。なんの意味があるのかよくわからない黄色の垂れ幕がたくさんかかっていました。例えば、「たっける」「おおざっぱな」「傷あと」「しゃかす」「えらい」…こういうのが商店街の中にずーっとあってかなり不思議な雰囲気を出していました。昔ながらの薬局とか、酒屋さんとか雰囲気のあるお店もちょこちょこ。

コスモスが綺麗なのは、旧周布家長屋門と呼ばれる場所。誰もいない夕方ですごくいい雰囲気でした。見所が集中する萩市の中心部は 2〜3キロ四方の河口のデルタ地帯だったりするので、ノンビリと散歩するには本当にちょうど良いくらいの大きさでした。

松江しんじ湖温泉 皆美館

今回松江に立ち寄ったのは、前回立ち寄った時に松江城を巡る堀川めぐりが水位が高くて運行されていなかったのと、お世話になった松江しんじ湖温泉の 皆美館 が素晴らしくて再訪したかったから。皆美館はしんじ湖を一望できるお部屋も素晴らしいのですが、素敵な日本庭園を眺めながらいただくことの出来る料理も素晴らしく今回もとっても満足。こんなお食事でした。

先付: ずわい蟹と松茸の酢びたし
前菜: 旬の味覚盛込み
吸鍋: そばがき
造り: 三品盛り
楽盛り: のどぐろ柚庵焼き、松茸茶碗、糸南瓜
焚だし: 菊かぶら
強肴: カダイフ揚げ
食事: 炊き込みご飯
デザート: 季節のもの

宿からはちょっと夕陽が隠れてしまうのですが、ちょっと歩いて宍道湖大橋まで行くとしんじ湖に沈む夕陽を眺めることができます。夜松江の街を散歩すると、ライトアップされたカラコロ広場や松江城が美しくいい雰囲気です。朝は朝で、しんじ湖にはしじみ漁を行う船がたくさんいて、風情があっていい感じです。

2日目に出していただいたお料理もどれも美味しい物ばかりでした。子供が結構騒ぐこともあったのですが、隣の部屋を開けてくれて周りに迷惑がかからなくしてくれたり、ご飯物を先に出してくれたり細かな気配りも嬉しい限りです。

夕食の美味しさもそうなのですが、この宿で嬉しいのは朝ごはんの鯛めし。不昧公考案という家伝の鯛めしは、鯛や卵の黄身・白身のそぼろ、薬味をご飯にかけて熱々の出汁でいただくのですが、あっさりとしていくらでもお腹に入ってしまいます。綺麗な日本庭園とその向こうのしんじ湖を眺めながらの優雅な時間を楽しむことができます。

松江市内をぶらぶら

楽しみにしていた堀川めぐりも無事運行していたので、早速。カラコロ広場を出た船はわりと直ぐに随分と高さの低い橋に差し迫り、船頭さんの合図とともに屋根が下がってきます。この下がり方がけっこうすごくて、見た感じ船がぺしゃんこになるくらい。実際中にいると床に這いつくばるくらいにならないと屋根が頭にあたってしまいます。こんな感じの橋を幾つか通り抜けると、松江城が見えてきます。

松江城はちょうど松江開府400年ということで、様々なイベントをやっているようでした。お城ではまつえ若武者・舞姫隊による演舞と撮影会などがあってなかなか楽しめました。うちの子供に対して、赤い鎧を来たお侍さんが「若殿!お待ちしておりました」って言ってきたのはさすがに思わず笑ってしまいました。現存12天守の一つ松江城ですが、「国宝に」という垂れ幕を見て初めて国宝でないことを知りました。昭和10年に一度国宝に指定されているのですが、その後 昭和25年の文化保護法の施行で、他の現存12天守とともに重要文化財に改称されたのだそうです。でも、その後に姫路城・松本城・犬山城・彦根城の 4天守は国宝指定されたのだとか。素敵な松江城、国宝にして欲しいなぁ。

武家屋敷などが残り、城下町の雰囲気を色濃く残すのが塩見縄手。雨が降ってきてしまったので、観光もそこそこに塩見縄手にある八雲庵で出雲そばをいただきました。透明な出汁で作られた鴨なんはちょっと不思議でした。

結局雨が止むことは残念ながらなかったのですが、この日はなんとか水位が上がることも無く一日堀川めぐりの船を利用することができました。この水路はしんじ湖などとも繋がっているので、雨などが振り続けると水位があがり、水位が上がるといくら屋根を下げても船が安全に通行できなくなっちゃうので運行中止になることがあるってことみたいです。

皆美館は、源泉から少し離れたどちらかというと松江の中心部にあるお宿なのですが、松江しんじ湖の源泉がどんなところなのかちょっと気になってぶらぶら散歩がてら行ってみました。そこには、お湯かけ地蔵があったり、松江しんじ湖駅があって温泉街もなかなかいい雰囲気でした。こちら側の宿に泊まってみて、この随分とローカルな雰囲気のある電車でのんびりと出雲大社の方まで行ってみるのも良いかもなぁなんて感じました。

境港から鳥取砂丘へ

今回の旅行はそもそも鳥取での祖父の17回忌が最大の目的。その時間まで少し時間がありそうだったので立ち寄ることにしたのが境港。水木しげるロードができた場所。実際行ってみると思ったよりも人がいてビックリ。古くからある商店街を水木しげるロードとして手作りで盛り上げている感じがあってそれはそれでなかなかいい雰囲気でした。

商店街を歩けば、そこら中にこうした小さなブロンズの鬼太郎に登場する妖怪たちがいて、なかなか楽しめます。こんなのいたよなぁなんて感じで。鬼太郎の着ぐるみなんかもいたのですが、子供は嫌がって近づきませんでした(笑)。

水木しげるロードの途中には「妖怪神社」もありました。多くの絵馬があり、なかなかの人気…でも一反木綿とか塗り壁の絵馬に何の願いを込めるのかなぁとか思わず…。あと、商店街はとにかく何もかもが鬼太郎グッズって感じなのもすごかったです。2枚目の写真はこれ和菓子みたいです。そういう何もかも鬼太郎!っていう雰囲気もありつつ、昔ながらのお店がそのまま残っていたりして独特な雰囲気を楽しめました。

境港から鳥取砂丘へ

鳥取砂丘は何度来ても面白い場所だなぁと思います。遠くに小さくうつる人の姿に砂丘の規模の大きさを見せつけられる感じがします。馬の背と呼ばれるあたりまで登ると、海風でついた風紋を見ることもできたりします。らくだに乗って記念撮影をしたり、梨ソフトを食べたり案外楽しめる場所です。

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