上高地 – 木曽路

松本って上信越自動車道沿いじゃなかったっけ…

とりあえず、上高地とそこから南にある奈良井宿を見てみたいということで、車を借りて出かけたのだけれど、何も考えずに関越から上信越自動車道に乗ればいいやとか漠然と考えて練馬から高速にのって、上信越との分岐で長野方面ということで向かってしばらくして、「はて」松本インターでおりるんだけど、あれって中央自動車道じゃなかったっけということを思い出し、SAで、調べたらやっぱり…このまま行くと、大幅に大回りになるので、せっかくなのでと軽井沢で降りて、万平ホテルでランチして、アウトレットモールで買い物でもして今日の宿の乗鞍高原に行こうという話しになった。準備不足というか、奥さんと二人して全くそういうことに気づかないあたりが…(苦笑)。

万平ホテルのランチ

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万平ホテルに着いたのは、ホントに 12時ちょっと前。休日は結構並ばないといけないと聞いていたのだけれど、今日はさすがに平日ということもあってかそれほど並んでいない。というか、良く見ると人はたくさんいるけどレストランがまだあいていない。12時から始まるようだ、ちょうどいい3分前だ(笑)。歴史のありそうな玄関とホールをふ〜んと見ていると、突然レストランのドアが開いて、小さな鉄琴を持った支配人らしきひとが出てきて、「オープンで〜す」みたいなことを言いながら鉄琴でチャイムを鳴らす。いい感じだ。

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ランチコースは 5000円程度で美味しそうなのだけれど、夜もそこそこ食べるだろうしちょっと量が多いかもねということで、虹鱒のムニエルと夏野菜と信州ポークのカレーを半分ずついただくことに。

クラシックホテルとでも言うのかな、こういうホテルの落ち着いた雰囲気はいい。虹鱒のムニエルは骨までがぶりといけて、ソースがまた美味しい。2匹まるまるあるのでボリュームも満天。カレーはマイルドな口当たりだけれど、スパイスがしっかり効いているせいか、後から口の中が「ぽっぽ」する感じ。夏野菜の甘みがスパイシーなカレーとあってなかなか美味。

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これ、たぶんテーブル番号を意味する絵柄が描かれた札。いつの間にかテーブルに置かれていた。なかなか洒落ている。

寒いし…

それにしても、曇っていてちょっと肌寒い。道を間違ったせいもあって、今日はむしろ上高地に出かけずに軽井沢で買い物ってのは正解だねなどと話しながら、寒さをしのぐために長袖のシャツを買った。以前から欲しいなぁと思っていた柿渋色のジーンズ (EDWIN 503SS) があって「おっ」と思ったのだけれど、サイズが 34 しかなく断念。それにしても敷地広すぎ…。なんだかんだで 2時間ふらふらして乗鞍高原へいざ出発。

軽井沢を過ぎてしばらくすると(というか山を越えると)、唐突に太陽が現れて西日がきつく暑い。こちら側は晴れていたのかな…長袖買ったのに(苦笑)。

乗鞍高原温泉

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乗鞍高原でお世話になったのが温泉の宿 やまみ。乗鞍高原温泉のお湯は、ホントに温泉らしい硫黄の香りがあたりに漂う綺麗な乳白色の単純硫黄泉。胃腸病や糖尿病に効能が高いのだとか。源泉は乗鞍岳中腹、湯川という川の上流にあるのだそうで、宿が多く集まる鈴蘭地区まで引湯していて、そのときの到達温度が48度。ちょっとおいておけばちょうど良い程度の源泉かけ流しのお湯になるという感じ。宿のお風呂は、お湯が流れる部分が白くペンキを塗ったように白く硫黄成分が結晶しているので、なかなか濃いお湯なのかもしれない。

それにしても、気温が 20度を下回っているので、この時期でも温泉がとても気持ちがいい。ドライブで疲れた身体にしみる感じで思わず「ふぅー」とため息。気持ちが良いので、そういえば宿の入り口で売っていた湯の花、なかなか手のかかっている品物だそうで生産量が限られているとかいうガイドブックの文言に思わず買ってしまう(笑)。やっぱり温泉はいいなぁ。

番所大滝

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乗鞍高原には、番所大滝というちょっと大きな滝がある。滝を少し下のほうから眺めるために滝つぼの方に降りていくのだけれど、なかなか着かない。なんだかひざとかももが笑い出してしまい、日頃の運動不足を感じる。それにしても、滝を見るのはいい。たくさんの水しぶきは気持ちがいいし、何より涼しい。

大正池 – 河童橋 – 明神池

上高地には何度か着たことがあるので、とにかく午前中の比較的早い時間につくことを目標に早めに出発。この時期はマイカー規制で沢渡の駐車場の止めた後はバス。長い釜トンネルを抜けてしばらく行くと大正池。帰りのバスをココから乗るのは事実上不可能なので(上高地のバスターミナルからのバスは満員で止まってくれない)、ここで降りて歩いていくことにする。

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大正池は、立ち枯れた木々の向こうに南アルプスで唯一の活火山の焼岳を望み、それがまた水面に映ってとても綺麗。でも、梓川上流の非常に透明感の高い水を知っていると、ここはどこか水が淀んだ感じがしなくもない。また、穂高岳の方も空と雲と万年雪をたたえた沢が見えてその色のコントラストが美しい。河童橋に向かう途中の田代池のあたりも、穂高連峰の眺めも良く気持ちがいい場所。

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上高地帝国ホテルや、上高地温泉ホテルなどが並ぶあたりを過ぎて独特な青い色をたたえる梓川沿いをしばらく歩くと河童橋。既に大変な人でにぎわっている。やっぱりここから眺める穂高連峰は最高。いつ来ても、そして人がたくさんいてもなおいいなぁと思う。

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ここからほんの少し歩くと、ちょうど河童橋のあたりで梓川に流れ込む清水川という川があるのだけれど、この川の水が本当に綺麗でまた冷たい。この川沿いを歩くとひんやりとした風が吹いてきてとても気持ちがいい。この川沿いの道を過ぎると、後はしばらく林間コース。1時間ほど歩くと明神に到着し、梓川を渡ってしばらく言ったところに明神池がある。(人がいなければ(苦笑))鏡面のように波風のない神秘的な雰囲気があって、良く見ると岩魚がたくさん泳いでいる。

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その近くに、その岩魚の塩焼きを食べさせてくれる嘉門次小屋という山小屋があって、囲炉裏で焼いているので小屋は煙で燻されてなかなかいい雰囲気。岩魚の甘露煮が入った嘉門次そばもなかなか美味。

奈良井宿

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上高地から南下して木曽路にはいってしばらく走ると奈良井宿がある。鳥居峠上り口にある鎮神社を京都川の入り口として奈良井側に沿って緩やかに下りながらおよそ1キロの中山道の道沿いに昔ながらの風情を残す街並みが残っている。

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最初に入った資料館の中村家で聞いた話によると、この街並みはそこに実際に人が暮らしていて、工夫しながらこの街並みを残しているとのこと。天井に梁がむき出しになったような構造や、鎧庇や猿頭と呼ばれる独特な形状をした庇、年月を経たことによっていい具合なこげ茶色に変色した梁や格子窓が美しい。

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上問屋資料館では、案内をしてくれたおばあさんの人懐っこい感じがとても印象的だったのだけれど(この街の人はみんなとにかくいろいろと話をしてくれて楽しい)、実は問屋は「とんや」ではなく、「といや」であって交通の役所(宿場用の馬と人足を管理運用する場所)であったと聞いてちょっとなるほど。確かに、宿場に問屋というのは、まぁありだろうけどおかしい。2階に上がって格子戸越しに見る向かいの家を見るのも風情があっていい。

灰沢鉱泉

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今日の宿は灰沢鉱泉。今回はこの宿に泊まるのも楽しみの一つ。というのは、ヤマメや岩魚の料理が大変に美味しそうだったのと、とても濃い鉱泉を楽しむことができるという宿だったから。国道19号線から、日本三大美林といわれる赤沢自然林に向かう道に入ると道は一気に細くなり、そこからさらに灰沢鉱泉に向かう一本道は車がすれ違うことができないような細く暗い道。そのどんづまりにあるのが灰沢鉱泉。沢沿いにあって水の流れる音が心地よい。宿は入り口から想像できないほど大きいようで、古く雰囲気がある。

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鉱泉は大変に濃度の濃い温泉のようで、温泉成分が析出して固まって波打った部分にちょっとどきどきする(笑)。外には、風車ともみじが風情のある大きな桶のような露天風呂があり、ここは混浴。鉱泉は、とても濃い茶色をしていて、肌をこすると少しきしきし感のある湯ざわり。源泉が 8.1度と低いため温めてあるのだけれど、温度はぬるめでゆっくり入るのにちょうどいい。じんわりと体の温まる柔らかいお湯だ。

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もう一つの楽しみが料理。早速、岩魚とヤマメの刺身が実に美味しそう。おぼろ豆腐の盛り付けは大変凝っているし、インゲンの胡麻和えや、甘い(くるみ?)味噌のかかった茄子も美味い。しばらくすると焼きたての岩魚の塩焼きや、山菜の天ぷらと続々とお料理が出されるのだけれど、どれも実に美味しい。山菜の天ぷらでは、山椒の葉っぱの天ぷらやミントの葉の天ぷらが出てきてちょっとビックリ。

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もうおなか一杯だねなどと話していたら、宿のご主人と思われる人がにこにこしながら部屋に入ってきて、今食べていただいた岩魚とヤマメの刺身の骨と皮のから揚げと、卵と白子を持ってきましたと出してくれた。岩魚の白子と卵とは…ホントに珍しい。辛味大根とあわせて口に含むと濃厚な白子の味とプチプチした卵の食感にさっぱりした辛味大根が口の中で合わさって不思議な美味しさ、なかなか食べることができないと思う。から揚げもぱりぱりとして塩が適度に利いてやめられない。楽しみにしていただけに、コレには大満足。

妻籠宿 – 馬籠宿

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昨日の奈良井宿がすっかり気に入って、木曽路沿いの他の宿場町にもよってみようということになった。そこで向かったのが妻籠宿と馬籠宿というところ。こういう風情ある風景が残されているのが木曽路の魅力だと思う(奈良井、妻籠、馬籠はその中でも街並みとして残っているのが良い)。

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こういった家の中は、艶のあるこげ茶色をしていて、それは囲炉裏の煙で燻された柱を女性が磨き続けたからなのだそう。だから、その手が届かないところから上はすすで真っ黒。大変な努力の結果としてこの美しい色が醸し出されているのだなぁと。

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街道沿いには、抹茶とか五平餅を出してくれるお店とか、お蕎麦をだべさせてくれるお店が多いのだけれど、これがなかなか美味しい。馬籠宿の入り口(出口?)にあるところの蕎麦も歯ごたえがしっかりある蕎麦でとても美味しかった。

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