鳥取・倉吉の旅

鳥取砂丘

お墓参りのため鳥取に出かけるついでにちょっと寄ってみたいなと思っていた場所をちょこちょこ。その一つが鳥取砂丘。羽田を出発した飛行機が鳥取空港に着陸する前、目に入ってくるのが美しい浦富の海岸と鳥取砂丘。

IMG_8470.jpg IMG_8473.jpg IMG_8489.jpg IMG_8490.jpg
飛行機から見ると大きな砂場みたいに見えなくも無い砂丘だけれど、実際に足を踏み入れるとなかなか大きい。ちょうど砂場で蟻が動き回っているのを見ているような雰囲気。

歩くことで残る足跡が一筋残るさまや、それが風でだんだんと消えていくさまを見ているのは飽きない。砂丘の砂はとても粒子が細かくて、風が作り出す文様も美しい。風が吹くたびに立ち止まって様子を見る子供がいて、こういうものへの興味というのは大人も子供も変わらないなぁと思ったり(笑)。

三朝温泉 旅館大橋

IMG_8507.jpg IMG_8502.jpg IMG_8504.jpg IMG_8501.jpg
今夜の宿は鳥取は三徳川のほとりの三朝温泉の旅館大橋(楽天トラベル)。ココを選んだ理由は二つ、一つはこの宿が登録有形文化財に登録された由緒ある温泉宿で建物そのものに興味があったこと、そして、もう一つは世界屈指と言われる濃度の放射能泉を持つ三朝温泉に入ってみたかったこと(笑)。三朝温泉のある三徳川では、5月頃から7月頃までかじかがえるが鳴くらしく、温泉街のところどころにこんなオブジェが置いてある。

2枚目の写真は、旅館大橋の太鼓橋。この橋、実は外から見るとアーチ状をしているけれど、実は内部の廊下は平坦という面白い構造をしている。3枚目の写真は三徳川の対岸から旅館大橋を望むもの。夕暮れ時だったのだけれど、流れの美しい三徳川に歴史を感じさせる木造建築が映りこむ様子がとても美しい。どの部屋からも、この三徳川の流れを見ることができる。また、厚みにむらのあるガラスがいい雰囲気を出している。この旅館の面白いところは、一つとして同じしつらえの部屋がないこと。また、今では入手困難な様々な銘木を使っているのだそう。

IMG_8514.jpg IMG_8566.jpg IMG_8516.jpg
旅館大橋では、「露天風呂」「巌窟の湯」「ふくべの湯」に「貸切風呂」の4つのお風呂が楽しめる。左の写真は露天風呂からの眺めで、特に夕暮れから夜になるタイミングでは対岸のオレンジ色の(ハロゲン?)ランプの明かりと少しずつ青く黒くなる空の様子が素晴らしい。また、奥さんによると朝の露天風呂からの眺めも素晴らしいとのこと。巌窟の湯は、世界でも類を見ないほどと言われるほどのトリウムを含む「上の湯」と、岩のそこから湯が湧き出てくるラジウム泉の「中の湯」と「下の湯」がある。「ふくべの湯」は内湯で寝湯があったりする。

低放射能によって体が活性化するのを「ホルシミス効果」というのだそうだが、これを放射能泉からの蒸気を呼吸を通して取り入れることで効果的に行うサウナが露天風呂に用意されていた。嘘かホントかわからないが、三朝温泉の近辺でのがん死亡率は他の場所に比べて半分なのだそうだ。

IMG_8518.jpg IMG_8521.jpg IMG_8523.jpg IMG_8524.jpg
旅館大橋の楽しみは食事にも。ここの料理長さんは、「現代の名工」や「黄綬褒章」を受賞した方なのだそうで、下の肥えた(笑)女性に料理を楽しんでもらうための様々な工夫を凝らした料理が楽しめる。その一つが、ヒラメの石焼。意図的に厚めに切られたヒラメの身を熱した石の上で炙ることで香ばしさと食感をプラスして楽しむ料理、コレはなかなか美味しい。次々と供される料理は、量は控えめではあるけれど一品一品凝っていて、なるほど女性向けという感じがする。僕はどちらかというとこの手の料理は結構好き。

三朝温泉街

IMG_8535.jpg IMG_8539.jpg IMG_8543.jpg IMG_8541.jpg
朝ぶらりと温泉街を散歩してみた。三朝川沿いには露天風呂があっておじさんが入っていた。朝の日差しに白く光る湯気がとても綺麗だった。こじんまりとした温泉街のはずれにある神社には、温泉を使った手洗い場があって、良く見ると「神の湯」という飲泉所を兼ねているようだ。通りにあった「中湯」はどうやら地元の人の共同湯のようで、なんの情報もなく鍵が閉まっていた。

IMG_8551.jpg IMG_8553.jpg IMG_8552.jpg IMG_8549.jpg
温泉街を外れた場所に株湯という共同湯があった。料金表みたいなものがあったので、こちらは外来も受け付けているようなのだけれど、今日は日曜日で掃除の日のようだった。おじさんとおばさんがごしごし一生懸命掃除をしていたのが見えて、共同湯ってこういうものなんだろうなぁと考える。ここにも飲泉ができる場所があって株湯の起源が書いてあった。こういうのは、なんだか思わず読んでしまう。田舎で良く見る綺麗なトンボがいた。

白壁土蔵のまち 倉吉打吹地区

IMG_8575.jpg IMG_8572.jpg IMG_8587.jpg IMG_8580.jpg
倉吉には、白い漆喰の壁に黒い焼き杉板に赤い瓦を持つ独特な街並みが残る地域がある。倉敷の美観地区をこじんまりとさせたような感じの趣。3枚目の写真は、お醤油の販売所(製造所)で、あたりになんとも言えない香ばしい醤油の香りが漂っていて、「醤油アイスクリーム」とかちょっと得体の知れないものが売っていたりした。4枚目の写真の寺院もちょっと面白くて、インドの影響を強く受けているものみたいで、狛犬の代わりに白い象がいたりして独特な雰囲気。

IMG_8581.jpg IMG_8599.jpg IMG_8595.jpg IMG_8598.jpg
この街では、いたるところで木彫りの福の神とあうことが出来る。さすると食べるのに困らないという大黒様や、立派な大きなおなかの布袋様などなど。その他にも写真のような旅人を守るという神様のオブジェとか。結構いろいろと隠れている。その隣は、白い生地に包まれたたいやき。通常のものより薄いのだけれど、甘くて懐かしい味。この日は、偶然「里見氏」のお祭り。実は、この打吹地区にある「大岳院」というお寺に、千葉は南総安房里見の八賢士が祀られていることにちなんだもの。あの映画「南総里見八犬伝」のテーマ曲が流れながらのお祭りだったので、なんかとても妙な感じがしたけど(笑)。

三徳山 三佛寺

IMG_8600.jpg IMG_8632.jpg IMG_8601.jpg IMG_8603.jpg
三朝温泉からバスで20分程度の場所に、切り立った崖に建てられたお寺があるという。このお寺、写真とかで時々目にすることがあった気がして以前ちょっと見てみたいなぁと思っていた。投入堂という名のそれは、実は国宝に指定されていて、今年はこのお寺の開山 1300年ということらしく、「日本一危険な国宝見学」みたいなフレーズで地元はほんの少し盛り上がっているみたい。最初にタクシーの運転手さんが、双眼鏡で投入堂を眺められるという場所に連れて行ってくれた。下から見ると小さく見えるそれは、確かにとんでもない場所に作られている。近くで眺めてみたいが、結構険しい道だというので奥さんを置いて参拝することに。

三佛寺本堂の裏に、登山受付口があって、ここで 200円を払って名前と住所と登山開始時間を記入して、袈裟をいただいて参拝開始。登山受付口すぐの場所に、小さな門があって、何かこれから神聖な場所に入っていくんだという雰囲気が漂う。

IMG_8605.jpg IMG_8629.jpg IMG_8607.jpg IMG_8609.jpg IMG_8623.jpg
そこから少し進むと、いわゆる「登山道」は姿を消して、目の前には木の根がくねくねした場所に出くわして、何人かが立ち往生している(笑)。これ、這い上がれってコトなんですかねなどと会話を交わしつつ登っていく。そんな難関の続く「かずら坂」を登るとようやく建物が見えてくる。大きな岩の上に建てられていて、その横には申し訳なさそうに鎖がたらり。コレを登ってようやく「文殊堂」に到着。「文殊堂」やこの先の「地蔵堂」の外回廊には柵がないので高所恐怖症の人だと歩くこともままならないかもしれないが、ココからの眺めは最高に気持ちがいい。

IMG_8627.jpg IMG_8622.jpg IMG_8618.jpg IMG_8619.jpg
その先にも、バランスを崩したら崖下に落ちて…みたいな「牛の背」などの難所がいくつかあって、そこを越えると「納経堂」や「観音堂」などが見えてくる。そして、ようやくその先で目の前に飛び込んでくるのが「投入堂」。ココまでは登ることに一生懸命で頭真っ白だったけれど、目の前の切り立った崖に立てられた建物をゆっくり見て、ようやく「はて、今までのものも含めて、どうやって資材を運んで建築したんだろう」と思うに至る(笑)。それに、途中に鐘楼があった。あの鐘は一体どうやって運んだっていうんだろう…

帰りはもっと大変、滑って転んでいる人を何人か見かけた。登山事務所に戻って袈裟を戻し時間を確認するとちょうど 50分、帰りのバスには余裕で間に合いそうだ(笑)。人にもよると思うけれど、平均して 1.5 時間ほどの道のりは、決して楽ではない。奥さんの待つ茶屋で、三徳豆腐をいただいた。醤油にわさび漬けをといていただく固めの木綿豆腐が冷たくて美味かった。

IMG_8640.jpg IMG_8641.jpg IMG_8642.jpg
三朝温泉に戻り鳥取空港行きのバスを待つ間「菩薩の湯」で汗を流した。ありふれてはいるが、まさに生き返るっていう感じ、ふぅ。「菩薩の湯」の目の前には「白狼の湯」という飲泉所があって、熱い源泉をちびりと飲んだ。明日筋肉痛で動けなくなったりしないといいけど…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA